北海道算数数学教育会
小学校部会
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2年「1を分けて」<札幌市立幌北小学校 教諭 山田 雄一朗>

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実践内容

 

 

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等分マシーン」とてもおもしろいですね。円の形はズレが起きず、正方形だとズレが起きる。この教材化も良いですし、「違う」「同じ」と着目させたいところで判断する場を入れていくことによって、自ら働きかける力が更に加速している様子が目に浮かびます。また、ハサミで切って、等積変形を確認する取組は、まさしく5年生の面積につながる内容ですね。(札幌市 教諭)

 

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札幌市立中の島小学校 校長 大桃 規之

【問題提示の工夫について】
 このような提示を、ブラックボックス型と呼んできました。山田式問題として、この単元での定番にしたいほど、知的好奇心を揺さぶる問題提示になっていたと思います。
【「問い」について】
「形は違うけれど大きさは同じか」という教師の投げかけに対して、圧倒的大多数の子が違うと答えたとのこと。等積変形により、同じ大きさであることが証明された瞬間の子どもたちの驚きの表情を見たかったです。これにより1/4は形によらず、4つ分で元の大きさに戻る、個数や量を表す「数」として認識され、数の概念を拡張させたことでしょう。本時は目標に到達したと思えます。
【単元の終わりには】
紙面では、単元が終わる頃には、自分でノートに、三角形や星形、ハート形などいろいろな形を描いて2等分、3等分、4等分とする図も見られたと、書かれていました。もしも、単元構成に「等分すること」を重点に置いているとしたら、もう少し欲張ってみませんか?単元の終わりまでに、あ の 1/い は う(*補足参照)この「あ」「い」「う」を行き来できる子にすることを目標に据え、教育出版p96 5の問題を扱う場面になってから、あ の 1/い は う この「あ」「い」「う」の求め方を考えさせるのではなく、当初から行き来させることとセットで「等分する活動」を位置付けてはいかがでしょうか。
想像力を発揮しながらのコメントですので、乱暴な講評となったことをお許しください。貴重な実践を発表していただき、ありがとうございました。
※補足:「あ」「い」「う」を行き来するとは、「12 の 1/2 は 6」を例にして説明すると、  ① あ の1/2 は 6 答え:あ=12  ② 12 の1/い は 6 答え:い=2  ③ 12 の1/2 は う 答え:う=6 のように、あ、い、う を図をかきながら導き出すこと