北海道算数数学教育会
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4年「がい数」<札幌市立ノホロの丘小学校 教諭 山内 泰彦>

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実践内容

補助資料

 

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がい数の単元は、なかなか子どもが理解できずに苦しむ様子も見られますので、ゲームという導入で引きつけたり、興味をもたせたりする手だては有効であると思いました。1枚目のカードは出す数字を作為的にできると思いますが、「3」が出ても「6」が出ても数直線上に位置づけてもよいのではないかと思いました。また、別の手段としては、絶対に「7または6」が出ないようにしておいて、「6または7では約700にできないのか」とか、出て来た数字で範囲を考えるのではなく、子ども自身で数を予想して範囲を考えていくような展開の方が単元のねらいに沿うのではないかと考えました。そうすると、百の位の数が何になっても、「これは約□00か約△00になる」など、ゲームの導入を最後まで保ったまま展開できると思いました。(札幌市 教諭)

 

数字カードを引いていくゲームは、最後に書かれている通り、様々な教材で使える可能性があり、多く実践もされているところです。今回の山内先生の取組は、概数の見方・考え方を高めるだけではなく、位や小数の見方・考え方、数直線図への理解など、様々な力が付いた実践だと感じました。(札幌市 教諭)

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札幌市立前田中央小学校 校長 阿部 美幸

自ら働きかける力を育むために大切なのは、概数の範囲を調べる必要感を醸成することだと思います。「700に近い数は他にもあるのかな?」「全部でいくつあるの?」という問いが自然に生まれたということから、ゲームを通していくつかの数を取り上げたことは有効だったのだと思います。ただ「全部でいくつ?」という問いであれば「1人1枚だいたい700になる数をつくる」のではなく「いくつあるか予想する」のが自然な流れではないかと考えます。そうすることで「どこからどこまでかな?」という範囲について追求する問いが子ども自身に生まれていったのではないでしょうか。
小数まで数の範囲を広げたかったということですが、長さや重さ等連続量を扱う問題であればその必要感も生まれたのではと思います。概数は特に日常の事象における場面に着目することも大切にしていきたいです。