北海道算数数学教育会
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4年「分数の大きさとたし算・ひき算」<旭川市立新町小学校 教諭 谷口 萌実>

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実践内容

補助資料

 

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1/2L1/4L2/4Lの青汁があります。量が少ない順にならべましょう。」という問題文を通して、同値分数や異分母分数の大小比較を考える教材、おもしろいと思いました。算数や分数が苦手な子にとって、いろいろと予想して問題に関わることができること。どの分数と分数の大小を比べるかを、自分で決めることができること。どの子も既習を用いて解決に向かえること。幅をもたせているにも関わらず、学ばせたい部分(例えば、同値分数や異分母分数の大小比較)に子どもの目を自然と向けさせることができるなど、よく考えられた教材だと感じました。(札幌市 教諭)

 

貴重な実践発表をありがとうございました。「自ら働きかける力」を育むために、必要感のある課題設定を大切にしていることが、実践を通して、伝わってきました。また、谷口学級の子どもたちも教師のそのよう思いを受け、日々「自ら働きかける力」を発揮しながら学んでいる様子も伝わってきました。(札幌市 教諭)

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札幌市立拓北小学校 校長 島貫 靜

 学ばせたい内容をギュッと詰め込んだ学習になっていると感じました。分数の学習は、2年生から少しずつ積み上げられており、本単元も、5年生以降の学習の既習となる重要な学習です。指導する側にはこの認識が必要で、該当学年の前後の学習を理解して指導してほしいと思います。これは、学習の内容もそうなのですが、思考の流れについても同様のことが言えると思うのです。
 本実践では、分母が同じ場合、分子が同じ場合、異分母の場合の大小比較が必要となる問題場面を設定しています。これは、学習内容としてはもちろんのこと、「一方がそろっていれば他方の値の大小で比較できる。」(「単位量あたりの大きさ」や「割合」の中で触れる考え)という思考も育てているのだと思います。また、本実践では、「図に表せば、問題解決の手掛かりが掴める」という意識も育んでいると感じました。本時では、分数の大小比較や同値分数を判断するために、子どもたちは図を用いて考えています。これは、今後の学習につながる大事な活動なので、谷口先生のように、図に表す経験を子どもたちには十分にさせたいところだと思いました。